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器用貧乏で悩んでいるアナタへ。『極めることだけが人生じゃない!』という話。

私にはずっと持ち続けていたコンプレックスがありました。
それは“器用貧乏”

若い頃からいろいろなことをやってきたのに、
どれ一つとして、モノになっていないこと。

職人さんのように一つのことをコツコツと磨き、
プロフェッショナルに極める生き方。

私の中に、
“それこそが目指すべき最も素晴らしい生き方”
という思いが、ずっとありました。

“それが出来ていない自分はダメだ。
ダメな生き方だ。”

専門職の方を見るたびにそう思いました。
だからデスクワークをしている自分や、
会社に対しても、

「ここは私のいる場所じゃない。本当の私じゃない。」
と常に思ってしまう。

でも、したいことは分からない・・・

そんな葛藤をいだいていたある日、
仕事中に突然ひらめいたんです!

そっか!
一つのことを極めることだけが生きる道ではないんだ。
今までやってきた、
たくさんのカケラを集めたお店を開いたらいいんだ!!

お店・・?!

それは今までやったこともなければ、
考えもしなかったことでした。

でもひとつ言えることは、
私にはちゃんと「私の世界観」はあったのです。

それは、“わたしらしさ” や“こだわり”のようなもの。

興味を持ったことにはそれなりに集中力をもってやってきた。
だから引き出しは、結構、たくさんあったのです。

器用貧乏で何一つモノになっていない。
そんな風にしか思えなかった、
たくさんの引き出したち・・。

でも、

私が好きなもの。
いい!と思えること。
それを集めれば一つの世界ができるのではないか?

それは、まったく逆転の発想でした。


「これまでなぜそんな風に考えられなかったのだろう?」
と不思議なくらいでした。

そしてその込み上げる想いを、すぐにノートに書き留めました。

趣味はたくさんあるけれど、
どれも生計を立てられるほど極められていない。

子どものころからやってきた音楽でさえ、進路を変えて趣味になった。

写真に目覚めて、オジサンばかりのカメラ教室へ通った日々。

作詞家を目指して、上京まで考えていた20代。

大好きなところで住みたくて移住した石垣島の5年間。

好きだった香りの世界へ飛び込んで、調香の勉強をした30代。

現場で叩き上げたデザインの仕事をきちんと勉強したくて、
カラーコーディネーターやパソコンの資格を取ることに熱中した日々。

好きな絵好きな動物憧れる国
大好きな自然森や湖

一つのことをコツコツ磨いて
手に職を持つスペシャリストにはなれないけれど、
私の好きなカケラたちを集めた
“スモールワールド”はある。


そして、それに共感してくれる人たちは、きっといる。
それを体現した小さなお店を開けたらいいな・・・

ぼんやりとした夢をやっと形にすることができました。
そこはまったりできる居心地の良い場所
それは“色と香りと癒しの雑貨店”です。

2013年6月7日 ヒラメキ
2年後、2015年6月7日にオープン


あたかも実現したことのように、あえて過去形で書きました。

家業であった会社を辞めるのには2年近くかかりましたが、
自分にした約束通り、
2015年6月7日にセレクトショップをネットでオープン。

画像1

2年前のヒラメキを実現させた、
私にとっての大切な記念日
でした。

そしてそれから、いろいろなきっかけで、
グラスアートや、カラーセラピー、
点描曼荼羅画など、

自分の“好き”と出会い、
それが仕事につながる今
となりました。

ヒラメキとは、インスピレーション。
インスピレーションとは、ハイヤーセルフからの直感。

今はそう思います。(^^)

今日も記事をお読みいただきありがとうございました♪

 

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◆タイトルイラスト◆
Photo by soeji